【相対目標と絶対目標】

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こんにちは。

「ワンチームビルディング」 コンサルタント・アドバイザーの株式会社マクレス田中直樹です。

今回は、「相対目標と絶対目標」です。

 

相対“評価”と絶対“評価”という言葉は聞いたことがあると思いますが、

相対“目標”と絶対“目標”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

ある意味、「評価」と「目標」という言葉の違いはありますが、相対と絶対という基準の違いの話です。

 

まずは、なぜ、この相対(目標)と絶対(目標)との違いをテーマにしているのかからお話しします。

 

その前に、説明として、わかりやすく、聞いたことのある、「○○評価」の確認をしてみましょう。

 

相対評価・・・一定の集団内における個人の学力の相対的地位を表す評価の方法

(大辞林 第三版より)

 

➡上記は、学力としていますが、評価の対象である物や人、チームが、ある一定のグループや多数の中で競い合い評価されることになります。

 

 

全体の中の立ち位置、順位

 

 

例)金メダルを取った、最優秀賞を取った、〇〇大会優勝した、学期末試験全校〇位だった、評価Aランクに入った

 

 

絶対評価・・・教育目標の達成度を評価する方法。

カリキュラムの目標などを規準として個々の児童生徒の達成度をはかるもの。

(大辞林 第三版より)

 

➡上記は、教育に限っていますが、教育に限らずとも、ほかの物や人などに影響されない評価です。

 

個々の達成度の評価

 

例)マラソン大会○時間〇分を切った、打率〇割達成した、Goalを〇点取った、100点満点中○○点を取った

 

このように評価とは、教育だけに限らず、何らかの行動の結果となります。

 

一方で、目標はご承知の通り、目指すものです。

 

相対目標、絶対目標に関しては、上記の「評価」という言葉を「目標」に置き換えるとわかりやすいです。

 

話を戻します。

 

その、なぜ、相対(目標)と絶対(目標)との違いをテーマにしているのか。ですが・・

 

目的や目標という言葉は、日常生活の中でよく話題になったり、言葉として出てきます。

 

できれば、その相対目標と絶対目標を理解しながら、自身の目標を目指すことができることで、目標を達成させようとする行動はもちろん、目標達成のためのプロセスや方法、手順がより明確になっていくからです。

 

さて、更に、掘り下げましょう。

 

相対目標は、未来形であり、願望であり、何より相手がいます

 

一方で、絶対目標は、自身でコントロールができる、自分との闘いのイメージになります。

 

 

相対目標を達成させる為の絶対目標

 

相対目標➡「全国優勝」をしたい

 

絶対目標➡「自身の実力」を上げたい

 

絶対目標例)

野球のピッチャーである私は、ストレートを150㎞のスピードで投げる

➡そのために毎日シャドウピッチング100球を投げる

腹筋を強化する

➡そのために毎日、腹筋100回を行う

 

これは、勿論一例です。

 

こうした、絶対目標を達成したら、必ず相対目標を達成できるわけではありませんが、必要条件にはなります。

 

この、相対目標と絶対目標について、どう理解するかといいますと、相対目標を達成させたい場合でも、絶対目標が重要で、その目標を積み重ねると達成に近づくということです。

 

上記のように、「全国大会優勝」という目標を設定したチームのメンバーは、勿論、優勝が最終目標になります。

 

これは、競争相手がいて、その相手に競い合って勝つことで掴み取る訳で、勝負に勝つことが目標です。

 

そして、その順位を目指すのが相対目標です。

 

ただ、そのGoalである相対目標を達成させる為には、その目標達成の為にメンバー一人一人が、その相手に勝つために必要であると決めた力をつける、又は向上させないといけません。

 

さらに、個人競技や個人成果とする場合とチーム競技や組織成果が求められる場合の相対目標と絶対目標の関わる方が異なります。

 

個人で完結する場合は、とにかく、自分との戦いです。

ですから、相対目標、絶対目標の舞台に立つからには、コーチなど指導者意外に他人が助けることが基本できません。

 

一方、チームや組織で目標を達成させるためには、チーム、組織メンバーの協力や励まし、共有や助け合いがとても重要になります。

 

なぜならば、メンバー一人一人が、それぞれ自らの強みを強化したり、弱みを無くしたりすることができますし、メンバー全員、各自の絶対目標が達成されることでチーム力、組織力が上がることが、チーム、組織の相対目標達成への必要条件になってくるからです。

 

要は、マイルストーンである絶対目標に向けて、毎日コツコツと行動することで、レベルを上げていき、そのプロセスをクリアすることを繰り返しながら、更にレベルを上げ相対目標に近づいて行く訳です。

 

つまり、Goalである夢や目標には、相対目標と絶対目標があり、相対目標を目指す場合であっても、日々行うマイルストーンである絶対目標を積み重ね無いと、叶わないものでもあります。

 

また、スポーツなどでは、体力強化、技術向上、メンタル強化など、直接プレーに関わることの強化向上は勿論ですが、マナーや礼儀などをしっかり身につけ、人間性の向上も一緒にレベルを上げることも重要です。

 

勿論、ビジネスなどでの組織目標達成に向けた相対目標、絶対目標の達成についても同じロジックです。

 

重要なのは、常に目標を鳥の目のように俯瞰しながら、目の前の目標を積み重ねてクリアする虫の目を持ち、そして、時代の流れや状況に対応できるような魚の目を持ちながら、相対目標、絶対目標をしっかり意識して達成していくというように、目標を達成させる為のメカニズムを理解し、今取り組んでいることの意味を腹落ちさせ、やるべきことをやることで、相対目標であっても絶対目標であっても、最終目標であるGoalに近づけることができるようになります。

 

あなたも相対目標、絶対目標に関わらず、最終Goalを達成する為の絶対目標を日々コツコツとこなしてください。

 

 

そういったことも含め、メンタルの部分も目標達成には必要条件にもなってきます。

 

当社では、経営者、管理職の方で、何かしらの悩みがある方は、是非、その悩みを解決するために一緒に考えるお手伝いをさせて頂きます。

 

そのご相談は、コーチング、ヒアリング、コンサルティングの方法の中から、一つだけ、オンライン(30分程度)で無料で行いますので、是非、お問い合わせください。

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解決につながる、ヒント、気付きが、何か、一つでもありますように。

 

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