こんにちは
「ワンチームビルディング」 コンサルタント・アドバイザーの株式会社マクレス田中直樹です。
不定期配信しています。
さて、今回のテーマは「年度始めに重要なこと」です。
今日は、3月31日、令和二年度(2020年度)の最終日(決算日)です。
日本では、国の予算、行政、教育を含め、年度として、4月〜翌年3月を1年間としていることは言うまでもありません。
この年度について調べてみると、今から135年前の1886年(明治19年)から始まっているそうです。
また、決算期が3月末の会社が、中小法人は約19%、資本金1億円以上が約54%、資本金100億円以上が約74%弱であると言われています。
特に大企業では4月から新年度にしている法人が大多数であると言うことですね。
この他、年度をキーワードに色々調べると「へ〜」と思うことがわかります。
こうして、様々なキーワードで「素朴な疑問からなぜ、なぜを繰り返し調べていく」と新しい発見もあります。
是非、身近な何気ないことで疑問に感じることは、常に調べると面白いですよ。
さて、テーマに戻ります。
「年度始めに重要なこと」ですが、私もサラリーマン時代、古巣の会社は4月が新年度でした。
いつもこの時期は、年始の1月よりも何か緊張感がありました。
それは、新年度にあたり会社の新しい方針が始まり、それに伴った組織が変化し、その組織メンバーも変化し、新卒採用者、異動メンバーなどが着任したり、離任したり、そして新しいミッションになり、その新たな目標に向かって動いていく、正に新鮮な気持ちになるタイミングです。
私も組織を率いていましたので、会社の方針に向かう為に地域事業所としての役割を担い、目標、計画を達成する為に具体的にどうすべきかと言う、地域として動く具体的な計画やそれに見合った予算組み立て、使いながら、各部署、各人の役割分担を決めて実行する
これは、どの会社、団体でも当然に行われていることでもあります。
その中でも、私が年度初めにメンバーに必ず伝えていたメッセージがあります。
それは、以前にもお伝えしましたが、
「大事なことは何度でも言う、何度でも言うことは大事なこと」
この言葉をまず、伝えます。
なぜ、そうするのかと言うと、今後メンバーに様々なことを伝える立場の中で、この言葉を最初に言うことで、その後の重要なことを「浸透」させる上で、組織がそういった「空気感(文化醸成)」が当たり前になることで、メンバーもその言葉を使い、組織全体に重要なことは何度も言うこと(確認すること)が当たり前の文化になります。
要は、「また同じこと言ってるよ」→「大事なことだから意識しなきゃ」に変わっていくと言うことです。
そうすることで、組織のミッション、役割が常に確認出来ますし、浸透もしやすいです。
理念や目標、ルールなども含め重要なことを浸透させることは、とても大切です。
もちろん、トップが実践することが必要です。
ですので、浸透していない、意識が薄くなっていると感じたら、
「大事なことは何度でも言う、何度でも言うことは大事なこと」
を前置きにして、伝えたい(浸透させたい)話をします。
それも必要に応じて、できるだけ多く話して見てください。
組織は、決めたことを同じ意識を共有して、同じ方向に向かってそれを組織全員で掴み取る。
これが、少し時間はかかりますが、結果的に組織目標を達成する早道の要素の一つでもあります。
意外と使えますよ。
是非、参考にしてください。
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では、また。