こんにちは。
目標達成コンサルタント・アドバイザーの株式会社マクレス田中直樹です。
今回のテーマは、「2020東京五輪マラソン・競歩札幌開催に思うこと」 です。
この1、2日で突然浮上した、マラソン会場変更問題ですが、
共同通信社によると、
17日、国際委員会(IOC)のバッハ会長は、ドーハにて東京五輪のマラソンと競歩の会場について「IOC理事会と大会組織委員会は二者間で札幌市に移すことに決めた」との認識を示した。
と報じました。
よって、マラソン、競歩が札幌で開催することが、ほぼ決まったようです。
開催会場がこのタイミングで変更になったのは、ドーハ世界陸上でのマラソン大会の途中棄権率が高く、東京会場での同様な事態の予測がアスリートファーストの視点から、この判断に至ったとのことです。
私も含め、札幌市民は「やったー!バンザーイ!」と素直に喜んでいると思います。
しかしながら、既に東京会場でのチケットが抽選で当たった方、今まで数年間も時間や労力をかけ準備を行った方々の労力、想いを考えると、少々複雑な気持ちは否めません。
そして、東京都からすると「ドタキャン」された感が強いでしょう。
ただ、繰り返しですが、アスリートの気持ちになれば、ドーハでの経験を無にして東京会場で開催を強行し、ドーハと同様又はそれ以上の最悪な結果になった場合に、大会主催者への批判が高まることも懸念されたと思います。
とは言え、優先順位がダントツで「人(選手)」だということを改めて再認識できた事象かと思います。
オリンピックは、今は収益をしっかり意識することも大きなミッションの一つですが、国際的な交流、世界平和を共有するのは勿論のこと、原点は、人、アスリートが主役のスポーツイベントです。
判断の早い、遅いはありますが、その原点を忘れていないことも確認できました。
これは、ある意味、素晴らしい英断と思います。
話は変わって、皆さんの周り、会社、などで、突然判断を翻し、それまでやってきたことを止めたり、全く逆の方向に進むことを理由なく命令されたことは有りませんか?
こうした、一見不条理に思えることでも、背景にはとても重要なことが隠されている案件は沢山あると思います。
逆に、重要なことが頑なに知らされない場合は、その理由に重大でネガティブな問題がある可能性が高いかもしれません。
また、今回のマラソンの会場変更判断は、逆にトップダウンでなければ決められなかったと思います。
ボトムアップで決めるべきことと、トップダウンで決めるべきことの違いが分かった事例だと感じました。
経営者、リーダーはそれをどうするかの判断力を持ち備えていないと務まりません。
トップダウンが必要な時は、主に「重要な案件で且つすぐに決めなければいけない時」です。
トップダウンで決めることとボトムアップで決めることのバランスを使いこなせることが、優秀なリーダーの重要な条件です。
ボトムアップで決めることの方が高度なスキルが必要です。
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ではまた。