こんにちは
目標達成コンサルタント・アドバイザーの株式会社マクレス田中直樹です。
今回のテーマは、「野村克也氏の訃報に思うこと」 です。
昨日から大きく報道されている通り野村克也さんが亡くなりました。
本日、コラムにUPする内容は別にありましたが、今回は急遽この内容にします。
私が、野村克也氏と何か関係がある訳でもないですが、皆さんと同じく一ファンとして陰ながら尊敬をしていました。
やはり、私も長年組織のリーダーをしていたことから、リーダーの行動、役割、あるべき論や語録などにも興味があり、野村克也氏もその中の一人でした。
野村語録は有名な「ボヤキ」も含めて、膨大にある中で、私は、以下の言葉が一番印象に残っています。
『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格がわる。人格が変われば運命が変わる。』
です。
ただ、この言葉は、ウィリアム・ジェームズ(アメリカの心理学者、哲学者)が唱えたと言われています。
私は、はじめ、野村克也の語録として頭に入りました。
しかし、その後、ウィリアム・ジェームズであると知りましたが・・・
(2019年7月5日の私のコラムにも書いています)
戻します。
この言葉に感じるのは、やはり何事も、人は、まず「心が変わらなければ何も変わらないんだなあ」と気づかされたことです。
スポーツ、勉強、仕事、コミュニケーション、人生、等々、様々なことほぼすべてに言えることです。
野球の世界でも超一流であった野村氏は、指導者、そして人間性も全てが超一流であったと感じます。
自らがおっしゃっているように、長嶋茂雄氏をひまわりに例え、自分は月見草とおっしゃった話も有名ですが、そのくらい自身の立ち位置を認識し、それでいてしっかり「野村道」をぶれずにコツコツ積まれていったからこそ、記録もそうですが、野球界にとって大きな功績となる「人を育て、残した」ことだと私なりに感じます。
スポーツはもとより、企業、組織でも、そういった「人を育て、残す」ことができる人は限られてはいるものの、そういった理念を持ちながら行動する人が今後多くなることで、そのすそ野は広がるでしょう。
華やかな人生も憧れる方も多いですが、やはり地道にコツコツ積み上げ結果残すことが大変でもあり、やりがいでもあると感じます。
私事で恐縮ですが、私も昨年5月に実父を亡くしました。
亡くなって初めて、その偉大さや優しさ、存在感が改めて実感しました。
人は、100%亡くなります。
あたり前ですが、自分も含め周りの人への感謝、優しさなどはお互いに生きていないと共有できないという現実を感じます。
故人含め、多くの諸先輩から学んだことをどう自分が生かせるのかを常に考えながら、貢献をしていきたいと改めて感じます。
そして、いつ亡くなるか、ほぼわかりません。
だからこそ、死ぬときに後悔のない人生、それは、なりたい姿になれる人生、せめて、そうなれるように目標に向かっていく人生を歩んでいきたいです。
改めて、考えるきっかけをくださったことに感謝です。
謹んで哀悼の意を表します。